美味しいだけじゃない「いちご」のお話

美味しいだけじゃない「いちご」のお話

2024年3月3日更新

いちごが旬の季節です、日本人はいちごが大好き!実は日本のいちご(生食)消費量も世界一なんですよ!そのまま食べても、ケーキやパフェ、お菓子やジャムなどスイーツとしてもとっても魅力的ですよね!今回は、そんな甘くて美味しい「いちご」のお話をしたいと思います。

 

 

いちごの歴史

 

 

 

いちごの栽培が始まったのは18世紀のオランダから始まり、日本へ伝わり江戸時代末期にオランダ船によって伝えられたそうです。この頃のいちごは観賞用で、現在のようにいちごが一般的に食べられるようになったのは戦後からだそうです。

畑で育てたいちごの旬は5月〜6月ごろですが、ハウス栽培が盛んになってからは12月ごろから店頭に並ぶようになりました。また、品種改良も進み、現在では約300種類ものいちごが登録されているそうです!

 

 

 

甘くて美味しい「いちご」実は「野菜」なんです。

 

 

 

甘くて美味しい、いちごですが、いちごは野菜だってことみなさんはご存じでしたか? いちごはバラ科の多年草で。分類学上では野菜ですが流通上は果物として扱われています。 植物学上や生産上の分類では「野菜」とされているイチゴですが、総務省の家計調査や流通の場では、実際の消費形態に合わせて「果物」として扱われているそうです。

植物としての特性から見ると「野菜」、生産出荷時には「果実的野菜」市場やスーパーでは「果物」と変化しているそうです。野菜か果物かの分類や定義は、その場の必要性に応じて決められているということです。


 

美容と健康にとっても効果のある「いちご」!

 

 

 

みなさんも御存知の通りいちごにはビタミンCが豊富に含まれていて、いちご2粒でレモン1個分ものビタミンCが含まれているんです!野菜の中でもトップレベルの含有量です。5~6粒食べれば1日に必要なビタミンCを摂ることができるのです。


ビタミンCは免疫機能を向上させるので、ウイルスへの抵抗力が上がり風邪の予防に効果的。また、ビタミンCにはコラーゲン生成効果があり、肌にハリが出る、メラニン色素が薄くなりシミ・ソバカスが防げる、といった美容効果も期待できるのです。

最近の研究ではビタミンCにガンや心臓病の予防効果があることもわかってきたそうです!さらに、いちごには食物繊維も豊富に含まれています。100gあたりの食物繊維は1.4g。これはバナナよりも多い量にあたります。食物繊維を摂ることでコレステロール値が安定するので、成人病の予防にも効果的なんです!

 

九州のいちごたち 

 

イチゴの主要産地は栃木県・福岡県・静岡県・熊本県・長崎県・愛知県で、この6県だけで全国の収量・出荷量の約半分を占めているそうです!いちご出荷が通年ダントツ1位の栃木県「とちおとめ」「とちあいか」「スカイベリー」など有名ないちごたちが勢揃いですね!

2位は福岡県になります。福岡のいちごといえば、やっぱり「あまおう!」、福岡だけではなく全国的にも有名ですよね!「あかくて」「まるくて」「おおきくて」「うまい」の頭文字を取ってつけられたブランド名です。「甘いいちごの王様になれるように」という願いも込められているそうです。

 

【福岡県産】

・あまおう

 

【佐賀県産】

・いちごさん

・さがほのか

・雪うさぎ

 

 【熊本県産】

・ひのしずく

・ゆうべにいちご

 

【長崎県産】

・恋みのり

・ゆめのか

 

【大分県産】

・ベリーツ

 

【宮崎県産】

・おおきみ

・やよいひめ

 

などなど、九州各地でもいろいろな品種のいちごがあるんですね!食べ比べの旅に出るのもいいかもしれません♪

 

 

旬のいちごを楽しみましょう!

 

 

いちごは今が旬!一番おいしくて一番お安く購入できる時期です!いろいろな品種を食べてみるのも楽しいですね!「白いいちご」や「真紅のいちご」など、見た目が珍しいものから、いちごなのにモモの香りがしたり、味も様々です!

 

 

3月3日は「ひなまつり」ですね♪見た目にも鮮やかで美味しいいちごが食卓にあるだけでパッと華やかになりますね♪みなさんはどんないちごが好きですか?今がおいしい旬のいちごを楽しんでくださいね♪