ホクホクしていて彩り鮮やかな「そら豆」。お弁当のおかずや食卓にも映える春野菜のひとつですよね!そらまめは味が美味しいだけでなく栄養価も豊富ですが、美味しく食べられる期間が少ないのも特徴です。
美味しいそらまめを食べ損ねないためにも、今日は「そらまめ」について学んでみましょう!
そら豆の旬は5月〜6月
そら豆は秋に植えられて、5月から6月頃に収穫されます。春先には『蝶形花』と言われる薄紫色の蝶々のようなカタチの花を咲かせることでも知られています!
そら豆はツルが「空に向かって伸びる」ことから、そら豆の名がついたと言われています。ちなみに漢字で書くと「蚕豆」となるのは、そらまめの「さや」が蚕(カイコ)の繭(まゆ)のカタチに似ているからだとか。名前にも様々な由来があるなんて面白いですね!
そら豆の産地
日本で生産されているそら豆の内、約35%が九州で生産されています。その中でも日本一の生産量を誇る鹿児島県産のそら豆は、大粒で甘みが強く、ホクホクした食感で人気です。
そら豆の歴史
そら豆は、日本に古くからある野菜の一つです。8世紀ごろから栽培されており、江戸時代には、そら豆の塩茹でをつまみながら相撲観戦するのが流行ったり、そら豆で作る味噌が生まれたりしました。色鮮やかなそら豆は、春の味覚として料亭などでも重宝される野菜なんですよ!
そら豆の栄養価
生のそら豆は鮮度が落ちやすく、収穫してから3日以内に食べるのが良いと言われています。スーパーなどで購入するときは、サヤが濃い緑色でふっくらとしてしているもの、びっしりと産毛に覆われツヤがあるものを選ぶのが良いでしょう。
旬のそら豆には、たんぱく質や食物繊維、ビタミンC、マグネシウムなどの栄養素が豊富に含まれています。中でもそら豆に含まれる亜鉛の量は野菜の中でもトップクラス!亜鉛には免疫力を高める効能があるので、疲れから体調を崩しやすい今の時期にこそ食べたい野菜ですね!
そら豆の料理法
そら豆は、茹でたり、天ぷらにしたり、おにぎりの具にしたりと、様々な料理に使われます。茹でる場合は、そら豆を塩水で茹で、冷水にとってから皮をむきます。天ぷらにする場合は、そら豆を衣をつけて揚げます。また、おにぎりの具にする場合は、そら豆を塩茹でしてから、鰹節や梅干しと一緒に混ぜます。
そら豆は茹でたり揚げたり、焼いたりして食べることができます。ホクホクした食感が美味しさの決め手なので、茹でる場合は茹で時間に注意しましょう。また鮮度が落ちるのが早いので、買ったらなるべくその日に食べるのがおすすめです。
そら豆は焼いても美味しいので、春のBBQの具材としても人気です!
旬のそら豆を味わおう!
美味しいそら豆を食べたいなら、初夏の今がチャンス!栄養たっぷり、旬のそら豆で食卓に彩りを与えましょう!