世界の結婚式で食べられるいろんな料理

世界の結婚式で食べられるいろんな料理

2024年6月19日更新

6月の結婚式はジューンブライドと言われますね!ジューンブライド(June bride)となる6月は、日本では梅雨の季節にあたりますが、海外ではハワイやヨーロッパを始め乾季に入っている国が多く、心地よい気候で結婚式が行える季節。特に海外挙式を考えているカップルにとっては、最高のウエディングシーズンと言えます。

 

 

ジューンブライドって何?

 

「ジューンブライド(June bride)」とは、古くからヨーロッパで「6月に結婚する花嫁は幸せになれる」とされる言い伝えのこと。意味や由来については諸説ありますが、ギリシャ神話に登場する神主ゼウスの妃で、結婚や出産を司る女神「Juno(ジュノ)」が守護する月が6月(June)であることから、この月に結婚をすると生涯幸せに暮らせると言われているそうです。また、ヨーロッパでは、農作業の妨げとなることから3月~5月の結婚が禁じられていました。そのため、結婚が解禁となる6月に結婚式を挙げるカップルが多く、祝福ムードいっぱいだったからという説もあるようです。そんな結婚式のシーズン、世界の結婚式に食べられる料理に注目してみたいと思います!

 

世界のお祝い料理

 

近年では、日本の結婚式も多種多様で、様々な料理がありますね!昔ながらの日本の「祝い膳」では、鯛の御頭付きや伊勢海老や寿司などがありますね。では世界の結婚式やお祝い事では、どんな料理が食べられているのでしょう?

 

【韓国】ククス、キムチ、蒸し豚、お餅

 

お隣、韓国の料理「ククス」です。韓国ドラマなど見てたら時々登場する「ククス」のお店。

普段から食べることもありますが、結婚式のお祝いの席にも「ククス」を食べるしきたりがあります。

「ククス」は日本のそうめんのように細くて長い麺なので夫婦が仲良く、長く生きられますように、と

願いが込められているそうです。その他に欠かせない料理が「キムチ」「蒸し豚」「お餅」になります。

 

 

 

【ブルガリア共和国】ポガチャ

 

ブルガリアといえばヨーグルト!と連想する方は多いですよね!ブルガリアのお祝いごとやお客様へのおもてなし料理や結婚式の祝いの席でふるまわれる「ポガチャ」があります、初めて聞く人も多いと思いますが。ポガチャとは、丸い形のパンで、ヨーグルト入りのほんのり甘いパンです。

そのパンの中にはコインが入っています。そのパンを切り分けた際に「コイン」が入っている人が幸せになれると信じられています。また家庭によって、さまざまな形や味があります。真似して作ってみてもおもしろそうですね!

 

 

【インドネシア共和国】ナシ・トゥンペン

 

インドネシアでは、記念日や誕生日、結婚式などのお祝いごとがあるときは「ナシ・トゥンペン」という料理を食べます。お米をターメリックとココナッツミルクでたいた黄色いナシ・クニンを円すい形に盛りつけ、まわりにいろいろなおかずをおきます。おかずにはそれぞれ意味があるそうです。じゃがいも、さつまいも、ピーナッツなどが表す食材は土中からの恵み。その他の野菜は地面からの恵み、牛などの肉は地上の動物を表し、海老などの海産物は海を表しているそうです。

 

 

【モロッコ】バスティラ、タジン、レモンコンフィ

 

 

 

モロッコの結婚式は、3日間かけて行われるそうです!

 

1日目、花嫁はお風呂に入って身を清め、香水を身にまといます。この日は親族が集まって身内で祝います。歌ったり、たくさんの料理を用意します。この日食べる伝統料理の「タジン」には野菜を使わず、肉にアーモンドなどの木の実、レモンやプルーンなどの果物を組み合わせた料理を食べるそうです。

 

2日目、前日に身を清めた花嫁はこの日「ヘナの儀式」を行います。ヘナとは幸福と裕福の象徴とされる植物のことです、ヘナから取れた染料で新婦の手足に模様を描きます。いわゆる「ヘナタトゥー」と呼ばれるものです。初日に来られなかった親戚も集まって盛大に祝います。

この日、緑色の衣裳を身にまといます。緑は「希望」を表す色とされていて、祝宴のテーブルコーディネートや料理の中にも「緑のオリーブ」が出されるなど、いたるところに緑を使います。料理も華やかになり、「レモンコンフィ(塩レモン)」など用いたお祝い事には欠かせないオーブン料理の「バスティラ」や「チキン」などをいただきます。

バスティラとは。小麦で出来た薄い生地の上に、スパイスで炒めた、エビ、イカ、ハト肉、などを包み、オーブンで焼いたものがバスティラです。大きなお焼きのような形で、表面がパリパリとしていて、切り分けて食べます。

3日目、 結婚式のメインイベント「結婚契約の儀式」が行われます。日本では、結婚式を挙げてから披露宴となりますが、モロッコは逆ですね!

 

 

 

まとめ

特徴的な国の結婚式で振る舞われる料理をいくつか紹介しましたがいかがでしたか?他にも様々な文化の国や地域によっても、特徴的な祝料理があります。いろんな国のお祝い料理を、記念日やお祝いに腕を振るってみても楽しい食卓になりそうですね!