日本の伝統食である和食は、世界でも「Washoku」として知名度・人気の高い料理です。2013年には『和食:日本人の伝統的な食文化』としてユネスコ世界無形文化遺産に登録されました。
「自然の尊重」という日本人の精神を反映させた和食は、文化的で自然に優しく、また栄養面もしっかり考えられているという、非常に優れた食文化なのです。
そんな『和食』の特徴と健康面でのメリットについてご紹介したいと思います!
▋島国ならではの豊富な食材
和食は小さな国土を活かし、海や山の両方の豊富な食材を用いた献立が特徴です。
マツタケやタケノコなど、『旬の食材』を大切にする食文化は和食独自の考えだと言われています。
他にもサバやカツオなどの生き物も、産卵期や成長期から考えられた一番美味しい時期を「旬」とし、旬に食べる習慣が根付いていますよね!旬の食材は、味が良いのはもちろんですが、栄養価も他の時期よりも高いという研究結果が出ています。
つまり、旬の時期の食材を使えば、食材本来の味を味わえるだけでなく、健康に長生きするために必要な栄養素もたくさん摂取できるということですね!
▋煮たり蒸したり…ヘルシーな調理法!
和食は主に、煮る・焼く・蒸すの3つの調理法で食材をアレンジします。バターやラードなどギトギトした動物性油脂を使う西洋料理に比べて、和食が低カロリーになる秘密の一つです。
煮たり蒸したり、和食がシンプルな調理法でも美味しい秘訣は「新鮮な食材」にあります。採れたての野菜やお魚など、新鮮な食材は味が濃いので、それぞれの食材を生かす調理法で仕上げるだけで、十分美味しいのです!
▋一汁三菜で栄養バランスもバッチリ
一汁三菜を献立の基本に据えた和食は、自然と栄養バランスが取れるようにできています。 炭水化物とタンパク質だけでなく、ビタミンや食物繊維もバランスよく含まれる一汁三菜の和食は、肥満や動脈硬化の予防にも役立ちます。特に、新鮮な青魚(さばやいわし)を用いた和食はEPAやDHAなど、健康に長生きするために必要な栄養素も豊富に含まれているので、積極的に摂取していきたいところですね!
▋和食を食べて健やかに長生き!!
伝統的な日本の料理、和食。昔から健康寿命が長い日本人の大切な食文化です。 今までは簡単に作れる洋食がメインだった方も、たまには一汁三菜を意識し、新鮮な旬の食材をシンプルに調理した和食を取り入れてみると良いかもしれませんね!