炊き立てツヤツヤのごはんはもちろん、牛丼や天丼などのどんぶりや食べやすいおにぎりも、
美味しい『ごはん』がないと始まりません!
そんなごはんですが、白米や玄米、雑穀米などさまざまな種類がありますよね。どんな種類のごはんが好きですか?
今回は白米や玄米など、ご飯の種類の違いについて詳しく解説したいと思います!
▋おいしくてクセがない白米
一般的に「ごはん」といったら白米を指すことが多いですよね。収穫された稲から籾(もみ)を選別し、籾殻(もみがら)を取り除いた後、米ぬか・胚芽を取り除く精米作業をしたものが『白米』になります。
白米は玄米や雑穀米に比べてクセがなく、調理しやすいといった特徴があります。水を増やしておかゆにしたり、硬めに炊いてチャーハンなどの炒め物にしたりするのにも向いています。玄米に比べて炊く時の浸水時間も短くて良いうえに、最近ではさまざまな銘柄から無洗米も登場し、より楽に調理できるようになってきています。
栄養面では精米している分、玄米や雑穀米に比べビタミンB1やミネラル、食物繊維が少ないというデメリットがあります。戦前の日本のように、白米のみの生活を続けると脚気になりやすくなるとも言われていますね。
栄養バランスをおかずや副菜で整える必要があります。
反対に、食物繊維などが少ない分、消化がよくお腹に優しいという特徴もあります。おかゆや離乳食には最適です。
それなら夕食抜きなら大丈夫!と思いがちですが、それも間違いです。夕食抜きで寝ると、睡眠中に体内がエネルギー不足におちいります。そうすると、寝ている間にされるはずの身体の修復作業が行われにくくなってしまうのです。
私たちも日中お腹が空いているのに働かなくてはいけない時、作業効率が落ちてしまいますよね。体内でも同じ現象が起きます。睡眠中にエネルギー不足におちいると、代謝が落ちてしまい、朝になっても疲労回復せずツライ寝起きを引き起こしてしまうのです。
それなら寝る前にお酒とおつまみだけ…そんな偏った夕食ももちろんNGですよ!
▋栄養豊富な玄米
「玄米」は白米を精米する前の状態で、籾(もみ)から「もみ殻」を外したものです。
白米と違って米ぬか・胚芽を取らずに食べることで、その分栄養価が高くなります。
白米にはほとんど含まれていないビタミンB1・B6、マグネシウムや食物繊維が玄米には多く含まれています。
栄養価が高い反面、消化しにくいというデメリットがあります。
また、米ぬかの香りや独特の硬い食感が苦手な方もいらっしゃいます。
米ぬかを外さないので、白米に比べ劣化しにくいという特徴もあります。
白米は長期保管すると酸化してしまいますが、玄米は高温多湿や害虫に気をつければ冷暗所で1年ほど持たせることも可能です。
▋ヘルシーなブレンド米といえば…雑穀米
雑穀米は白米に雑穀を混ぜたものをさします。雑穀とは、アワやヒエ、ハトムギなどのことで、混ぜて炊くことで白米に足りない栄養素を補います。
雑穀はプチプチした食感やもちもちした食感など、複数の食感が混ざることで、満腹中枢が刺激されやすく、ダイエットにも最適です。混ぜる雑穀の種類によって栄養素が変わってくるので、目的に応じて合ったものを選んだり、味の好みで好きなものを混ぜたりと色々な楽しみ方ができるのも良いですね!
▋白米から雑穀米、食べ比べて楽しもう!
今まで自宅では白米しか食べてこなかった方も、これを機に玄米や雑穀米を食べてみませんか?ヘルシーで白米とは別の美味しさがありますよ!
たかがごはん、されどごはん!自分が好きなごはんのタイプを見つけてみてください♪