新年を祝う世界のお正月料理!水餃子やトックク、ガレットデロワなど

新年を祝う世界のお正月料理!水餃子やトックク、ガレットデロワなど

2023年1月2日更新

 

日本のお正月料理といえばおせちやお雑煮がありますが、海外にも新年をお祝いする伝統的なお料理があります。


海外のお正月料理事情を調査しました!


アジアのお正月料理


中国や台湾、韓国などアジア各国では西暦のお正月ではなく、旧暦のお正月を祝う習慣が残っています。


中国


中国では旧正月の前日(大晦日)に家族で水餃子を作る慣習があります。 水餃子は富をもたらす意味合いもあり、新年に家族で食べることで幸運をもたらすと言われています。


また、中国語で魚は「余る」と同じ発音なので、縁起物として大晦日や正月の食卓に並べます。しかし、「余る」という意味を大切にし、手をつけないという習慣もあるようです。


韓国


韓国のお正月料理は日本のお雑煮に似た餅料理が振る舞われます。「トックク」といい、スライスした餅と牛肉、卵などを入れて作ります。


他にもキムチやチャプチェなどの定番韓国料理のほか、トンチミというサッパリした大根のお漬物も必需品です。


アメリカのお正月料理


アメリカでは収穫感謝祭(11月)やクリスマスに家族が集まる習慣があるため、新年はそこまで盛大に祝う習慣がありません。友人同士でパーティーをし、過ごす方が多いようです。


そんな中、アメリカ南部ではホッピン・ジョンという豆料理を食べる習慣が残っています。ホッピン・ジョンで使われる豆がコインの形に似ていることから、金運アップの効果を期待し、食べるようになったと言われています。


ヨーロッパのお正月料理


ヨーロッパ各国もアメリカと同じく、キリスト教の文化圏なので、そこまで新年を祝う文化が根付いていないようです。


しかし、フランスでは、1月6日にカトリックの行事、公現節があることから、「ガレット・デ・ロワ」というお菓子を食べる習慣があります。日本でも最近はよく見かけるようになりましたね!


ガレット・デ・ロワは陶器製の人形を入れて作るアーモンド風味のパイで、紙製の王冠を被せるのが一般的です。家族で切り分け、陶器製の人形が入っていた人はパイに乗っていた王冠を被り祝福を受けます。


また、スペインでは大晦日に12粒のぶどうを食べる習慣があります。除夜の鐘のようになるカウントダウンの鐘に合わせて食べると、新しい一年が良い年になるという言い伝えがあります。


伝統的なお正月料理を食べて、新年を迎えよう!


いかがでしたか?お正月は家族揃って、というのが一般的なのかと思いきや、アメリカやヨーロッパではそうでもなかったり、同じアジア圏でも祝う時期が違ったりと、お正月文化も多種多様だということがわかりましたね!


日本には日本の伝統的なお正月料理「おせち」や「お雑煮」があります。

ご家族でおせちを食べて良い新年をお迎え下さい。