母の日の由来は南北戦争?起源と文化、贈り物のマナーについて♡

母の日の由来は南北戦争?起源と文化、贈り物のマナーについて♡

2022年4月15日更新

5月の第2日曜日は『母の日』です。
日頃の感謝の気持ちとしてカーネーションを贈る日として定着している母の日ですが、その由来をご存じですか?
今日はその起源を辿って、改めて母の日について考えてみましょう!

母の日の由来・起源

母の日は、アメリカのある少女が亡き母の追悼礼拝で「母が愛したカーネーション」を捧げたことに由来する…というのはなんとなく聞き覚えがある方もいらっしゃるかもしれませんね。

少女の気持ちを考えると胸に刺さるストーリーですが、でも正直なぜそれが「母の日」としてここまで知られることになったのか…疑問に思いませんか?

実はこの「亡き母」ことアン・ジャービス(Ann Jarvis)が南北戦争中に行ったある取り組みと深く関係しているのです。

女性活動家であり、みなの良き母アン・ジャービス

南北戦争は奴隷制度廃止などが一因として引き起こされたアメリカ最大の内戦で、1861年〜1865年アメリカ内で壮絶な闘いが繰り広げられました。

そんな中、激戦区としてしられたバージニア州で中立を貫き慈善活動をしたのが女性活動家アン・ジャービス(Ann Jarvis)なのです。

彼女は地域の女性達を束ね、駐屯している負傷兵を南北問わず介抱し、食事の提供も両軍平等に供給したそうです。母として敵味方問わず平等に、というモットーから活動組織の名前はMother’s Work Day Clubと名付けられました。

それから約50年後の1905年、72歳でこの世を去ったアン・ジャービスの死を悼む人々が、その娘アンナ・ジャービスの母を想っての行動に胸を動かされ、「全ての母に感謝を」と5月の第2日曜日に母の日礼拝を行うようになったのです。

1914年には第28代アメリカ大統領ウィルソン5月の第2日曜日を母の日として国民の祝日に制定しました。

 

世界中にある母の日文化、日本で広まったきっかけとは?

日本には明治末期頃にアメリカから来た宣教師が「母の日礼拝」を通して母の日を広めたといわれています。徐々に一般にも知られるようになり、昭和20年頃からは母に感謝を伝える「母の日」として広く知られるようになりました。

世界各国にある母の日。オーストラリアではカーネーションではなく菊の花を贈る習慣があったり、フランスやタイでは日付が違ったりと細かい違いはありますが、どの国もお母さんや女性に感謝する大切な日となっています。

母の日、贈り物のマナー!白い花はNG?

母の日の由来を知ると、今年はプレゼントを贈ろうかな…なんて気持ちが起きてきますよね。

プレゼントは、喜んでもらえるものならどんなものでも良いと思います。深い意味のあるものを知らずに贈ると相手に誤解を与える可能性があるので注意しましょう。

特に以下のものはメッセージ性があるので気をつけましょう。

ハンカチ:「手切れ」という意味があります ヘアコーム:くし=苦死、を連想させます 白いカーネーション:昔は鬼籍に入った母に贈るものとされていました。

母の日に人気のプレゼント

「お母さんに日頃の感謝を伝える日」として最近では「家事が楽になる」グッズなどを母の日にプレゼントするのが人気です。

奮発して外食に行くのも良いですが、忙しいお母さんには「冷凍弁当」で家事お休みDAYをプレゼントするのもおすすめです。そうすれば、外食に行くために無理に着飾って疲れる事もなく、「1日リラックスしてすごす」という最高のプレゼントを贈ることができますよ!