九州といえばサバやヤリイカ、トラフグなど新鮮で美味しい海の幸で有名です。
九州で食べる新鮮な白身魚のお刺身はコリコリ・プリプリしていてとっても美味しいですよね!
今日は九州の鮮魚・海産物が美味しい理由をデータを元に詳しく解説していきます。
▋日本の漁業産出額のうち28%を占める九州の漁業産出額
農林水産省によるデータによると、令和元年の九州7県漁業産出額は約3,500億円余りで、日本全体の漁業産出額の28%、約1/4を占めています。九州は4つの海(太平洋・日本海・瀬戸内海・東シナ海)に囲まれているうえ、栄養豊富なプランクトンを多く含んだ大きな暖流(黒潮・対馬海流)が流れこむ豊かな漁場を有しています。その地利を活かして、沿岸漁業や養殖がとても盛んに行われています。
九州の漁獲量のうち6割は『青魚(あおざかな)』
養殖を除いた、九州の漁獲量はサバやイワシ、アジなどの「青魚(あおざかな)」が6割を占めています。
海流や潮の満ち引きに乗って移動する青魚は旬の時期に長崎の離島や玄界灘の中に多く流れ着くので、
九州では栄養豊富で新鮮な青魚類が大量に獲れるのです。
ヒラメやふぐの養殖も盛ん!
海流が流れる玄界灘や対馬、平戸は天然ヒラメの好漁場として知られていますが、地形を生かした養殖も盛んです。荒波に鍛えられたヒラメは身が締まり、コリコリとした歯応えが楽しめます!
また、長崎・熊本ではフグの養殖も盛んです。全国シェアの約6割を長崎・熊本の2県で占めています。
他にもクロマグロやクルマエビの養殖は歴史が長く技術が進んでいる事で知られています。さらに全国シェア率は半分を九州産で占めているというから驚きです!