6月の第3日曜日は父の日です!
普段は照れ臭くて感謝の気持ちを言えない人も、「父の日」というイベントなら日頃の感謝をお父さんに伝えることができますよね。そんな大切な父の日ですが、その由来についてご存知ですか?実は父の日の歴史は母の日に比べると浅く、定着したのはここ数十年の間と言われています。
今父の日の歴史や人気の父の日プレゼントについて解説致します!
▋男手一つで育ててくれた父への感謝…アメリカから広まった父の日
母の日は南北戦争中、負傷兵を敵味方問わずに看病したヴァージニア州の女性活動家アン・ジャーヴィスの死に由来しています。1905年、アンの追悼礼拝で娘のアンナが母が生前好きだったカーネーションを捧げた事に感化され、アメリカ全土でアンの命日に近い日曜日に「母の日礼拝」を行うようになったのが始まりです。
その頃、父の日はまだありませんでした。しかし、母の日がアメリカに広まると同時に違和感を抱いた女性がいたのです。それがSonora Smart Dodd(ソノラ・スマート・ドッド)です。南北戦争で彼女の父が招集され、子供6人を貧しいなか育てた彼女の母は、長女ソノラが16歳の時に過労で命を落としました。そのため、復員した父が母の後を引き継ぎ男手一つで子供たちを育て上げたのです。
子供が皆成人したあと直ぐに父は炭鉱事故に巻き込まれ命を落としました。悲しみにうちひしがれる中、母の日を知ったソノラは「父の日」があってもいいのではないか?と「父の日」制定に向け動き出したのです。 (Ann Jarvis)が南北戦争中に行ったある取り組みと深く関係しているのです。
▋日本の父の日、世界の父の日
日本の父の日は1950年ごろにアメリカから伝えられたと考えられています。しかし直ぐには浸透せず、母の日が広く知れ渡った80年代ごろ、デパートの販売戦略の一環として取り上げられたことで浸透していったそうです。
ちなみに、カトリックの国々では聖ヨセフの日と言って3月19日にイエスの父である聖ヨセフの日を讃える習慣があります。そこから派生し、自分の父親に感謝の気持ちを伝える日として広く民衆に浸透しています。
またロシアでは、人口減少対策の一環として、2021年に父の日が制定されました。これは父親に感謝することで、男の人にも親としての自覚を持たせる意味があるそうです…。
▋最近人気の父の日プレゼントは?
父の日には黄色いお花を贈る習慣があります。黄色いバラやひまわり、ガーベラなどが店頭に並びますよね!しかし、お花をもらってもあまり喜ばないお父さんが多いのも事実…。そうなるとやはり喜んでもらえるものを選んで贈りたいですよね。
お酒がお好きなお父さんには、おちょこやワイングラスなど、晩酌を楽しめるアイテムを贈るのが人気です。使うたびに思い出してもらえるのも嬉しいですよね! また、そこまで仰々しくしたくない…という方は、日本酒の飲み比べセットなどはいかがでしょうか?酒造が厳選したミニサイズの日本酒セットなどは父の日ギフトに最適です。
九州は芋焼酎のイメージが強いですが、実は清酒も隠れた名品が多いんです。佐賀の「鍋島」や福岡の喜多屋「大吟醸 極醸」あたりをプレゼントすれば、きっと喜んでもらえますよ!