福岡といえば辛子高菜、ご飯・ラーメンと相性抜群!

福岡といえば辛子高菜、ご飯・ラーメンと相性抜群!

2023年4月10日更新

辛子明太子と並ぶ福岡名物『辛子高菜』。炊き立てのご飯に合うのは言うまでもないですが、白く濁った豚骨スープが美味しい博多ラーメンのトッピングとしても欠かせない名脇役です。


そんな辛子高菜ですが、九州地方ではもっと身近な存在で、日常的に常備していたり、自家製辛子高菜を作っているご家庭も多いとか。


今日は、辛子高菜の歴史や美味しい食べ方などをご紹介いたします。


そもそも辛子高菜とは?


本州では博多ラーメンのトッピングとして有名な辛子高菜は、九州地方の特産品です。ピリっとした辛味がクセになりますよね!


辛子高菜とは、高菜を食塩に漬け込み発酵させて出来た高菜漬けを細かく刻み、唐辛子や白ごまなどと一緒にごま油で炒めたものです。九州では「高菜の油炒め」と呼ばれることもあります。


高菜とは?


辛子高菜の『高菜』は、福岡県筑後地方・熊本県阿蘇地方特産のアブラナ科の野菜です。ほうれん草や水菜とおなじ葉物野菜ですが、高菜は「からし菜」の仲間なので、他の葉物野菜よりも大きく、長さ60cmほどまで育ちます。栄養豊富で旨味成分がたっぷり含まれていますが、生ではアクが強く食べにくいのが特徴です。


そんな高菜を食用とするために、広まった食べ方が高菜漬けです。収穫したらすぐに食塩で漬け込み、4カ月ほどかけて乳酸発酵させることで、マイルドな酸っぱさが魅力の高菜漬けが生まれます。


辛子高菜の歴史


高菜は、中央アジアが原産の植物で、シルクロードを経由して中国に伝わったものが日本に伝来したと言われています。平安時代にはすでに日本で栽培されていた記録もあるほど、古来から親しまれている野菜なんですよ!


かつては九州から近畿あたりまで広く栽培された時期もあったようですが、現在では「三池高菜」で知られる福岡県筑後地方や、「阿蘇高菜」の産地となっている熊本県阿蘇地方など九州地方が主力産地です


九州では古くから各家庭で高菜漬けが作られていましたが、高菜漬けが広く知られるようになったのは明治時代と言われています。福岡県の家庭料理だった高菜の油炒めが「辛子高菜」として販売され、じわじわと全国的に知られるようになったということです。


辛子高菜とご飯は相性抜群!一緒に炒めるのもオススメ


九州ではご飯と辛子高菜を一緒に炒めてチャーハンにしたり、おいなりさんやおにぎりにしたりして食べるのが人気です。お弁当のごはんに乗せるのも、辛子高菜の油がご飯に染みて美味しいでしょう!


UMACAの海苔弁にも辛子高菜がたっぷり乗っているので、食欲がない時でもペロリと食べられちゃいます!ぜひこの機会にUMACAの海苔弁をおためしください!