高齢者が好きな料理の傾向とは?

高齢者が好きな料理の傾向とは?

2022年10月29日更新

高齢になると味覚が変化し、昔と違う食べ物を好むようになるといいます。

たとえば濃いめの味が好きになったり、柔らかい物が好きになったりする傾向があります。

 

今回は高齢者が好む味付けや料理をご紹介いたします。

 

 

 

高齢者が好む味付けとは?

高齢になり、昔よりあっさりした味付けが好きになる方もいますが、一般的に歳を取ると濃いめの味付けを好むようになると言われています。

 

というのも、高齢者は口内の味蕾(みらい)が減少し、若い頃に比べ味を感じにくくなるため、薄味だと味を感じられず物足りないと感じるそうです。特に塩味や甘味を感じにくくなるため、ヘルシーな減塩料理をつくると美味しくないと感じる方が多いようです。

 

老化による味覚の変化は問題ないですが、亜鉛不足や認知症の症状で味覚障害が起きている可能性もあるため、その場合は一度病院でチェックしてもらうと良いでしょう。

 

 

高齢者が好む料理とは?

高齢になると食べにくい食べ物が増えてきます。例えばお餅のように咀嚼回数が必要で、粘り気のあるものは注意が必要ですよね。

 

他にもパサパサしているパンやクッキー、固いお肉などは食べにくいことから、あまり食べたくないという方が多いようです。逆にゼリーやプリンのように柔らかなものやとろみのある「あんかけ」やおかゆなどは食べやすくて美味しいと人気が高いようですよ!

 

他に高齢者から人気のお料理を人気な理由とともにいくつかご紹介いたします。

 

・ハンバーグ

 

意外と高齢者から人気が高いお料理といえばハンバーグ

柔らかいのにジューシーで、お肉の味を楽しめることから、いくつになっても食べやすいと好評です。

ただし、胃もたれしやすいため、こってりした脂身はあまり使わないほうがよいでしょう。

 

・茶碗蒸し

 

上品な香りと味が魅力的な茶碗蒸しも、喉越しがよく食べやすく高齢者の方から好まれる傾向があります。

かまぼこや銀杏など、たくさんの具材が楽しめるのも良いですね!

 

・魚の煮物

 

お魚好きな方は柔らかくて食べやすい魚の煮物を好むようです。鯖の味噌煮鯛の煮付けなど、ほろほろになるまで煮たお魚などがオススメです。骨が入っていると喉につっかえてしまう可能性があるので、調理する際はできるだけ骨は取り除いておきましょう。

 

 

 

高齢者にも楽しく食事をとってもらおう!

食への興味が薄れてくると、少食となってしまったり、嚥下機能が衰える原因となります。好きな食べ物を楽しく食べてもらえるよう、できる範囲で工夫してみると良いかもしれませんね!