高齢のご家族がいらっしゃる方は、食事面でのお悩みも多いのではないでしょうか?
前に比べて食べる量が減ってしまったり、嚥下機能の低下による誤嚥性肺炎の心配だったりと、
家族が気を使う問題も多いですよね。
今日は高齢により食事が困難になった方への対応について一緒に考えてみたいと思います。
▋高齢者が食事を食べなくなる理由とは?
高齢のご家族が食欲不振に陥ると不安になりますよね。
高齢者が食欲不振を訴える理由は主に二つあります。
1.食べたいけれど、身体的な問題で食べたくない
ひとつ目は食欲自体はあるけれど、食べることがストレスになる
身体的問題がある場合です。
例えば、歳をとり入れ歯が合わなくなると、食事中に口に違和感を感じやすく、食べていてストレスを感じる場合があります。硬いものが噛みきれなかったり、ゴマやイチゴの種などがくっついてしまったりといった不快感などが、「食べたくない」という気持ちにさせてしまうのです。
また、老化により唾液の分泌量が減ることで、ドライマウスになり食事中に喉の痛みを感じる方や嚥下障害によりむせやすくなってしまう方もいらっしゃいます。そうなると私たちの想像以上に食事で疲労を感じやすく、食べることがストレスになってしまうのです。
2.食欲を感じなくなっている
認知症が進行したり、老人性うつ病になってしまったりすると食欲自体を感じなくなってしまう場合もあります。
また、服薬している薬の副作用で食欲が低下したり、基礎代謝の低下によりお腹が空かないという可能性も考えられます。
▋高齢者が食欲不振を訴えた時にできる事とは?
高齢のご家族が食欲不振を訴えたときに、私たちができることはあるのでしょうか?
まず、焦って無理に食事を摂らせようとしないようにしましょう。心配する気持ちはわかりますが、食欲不振の原因を知り、ゆっくり解決することが大切です。
嚥下障害など、身体的な問題で食事を受け付けなくなっている場合は、お豆腐やゼリーなど、柔らかで飲み込みやすい食材がおすすめです。煮凝りなどのゲル状の食事も良いですね!
疲れやすくなっているようでしたら、食事の回数を増やすのも効果的です。少量を何度かに分けて食べてもらえば、栄養もしっかり摂れて安心です。
▋頑張りすぎず、たまには息抜きを…!!
大切なご家族の健康を考えて食事を考えるのは大切ですが大変ですよね。
たまには肩の力を抜かないと、過労で倒れてしまいます。
毎日頑張ってるあなたへ…無理せずホッと一息ついて、ご自分の時間も大切に過ごしてみてくださいね!