お世話になった方々に日頃の感謝の気持ちを伝えるお中元。日本の古き良き文化の一つですね!
今日はお中元を送る時期や人気の品、お中元のマナーについて解説いたします!
▋2022年、お中元を送る時期はいつからいつまで?
かつてはお中元を送る時期は地域により差があり、早過ぎても遅過ぎても良くないと言われていました。
しかし、最近では配送によるお中元のやりとりが一般化してきた背景から、全国的に7月1日から7月15日頃までに送る事が推奨されています。
というのも、お中元の「中元」とは、旧暦の7月15日に行う中国の道教の行事が由来となっています。その行事が室町時代に日本に伝来し、お盆の時期にお世話になった人に感謝の気持ちを伝える行事へと変化していきました。
・地域による時期の差とは?
関西地方では、今でも旧暦の7月15日あたりにお中元を送る習慣が残っているので、7月15日~8月15日頃に渡すのが好ましいとされています。北海道や北信越、東海・中国地方でも古くからの習慣に従い、7月中旬〜8月15日が好ましいとされています。
九州は全国でも時期が遅く、8月1日~8月15日の期間となっています。お盆と重なるため贈り忘れには注意しましょう。
また、沖縄は旧暦お盆の3日間を特別な日とする習慣があり、お中元もその時期に贈ります。2022年は8月10日〜12日の間に届くようにしましょう。
▋お中元で人気の品とは?
伝統行事のひとつでもあるお中元ですが、人気の品は時代により変化してきています。
昔は洗剤や石鹸など、いくらあっても困らないものが定番でしたが、最近では高級なフルーツや洋菓子、お酒などのグルメギフトが人気です。
中でも涼しげなゼリーやアイス、クラフトビールなどは季節感もあり喜ばれる傾向にあります。
▋お中元のマナーとは?
感謝の気持ちを伝えるお中元は、マナーを守る事でより気持ちを丁寧に伝える事ができます。
まず相場ですが、義両親や親戚などの間柄なら3,000〜5,000円程度、職場の上司やお世話になった方に贈る場合は5,000〜10,000円程度が目安です。
高すぎるものや安すぎるものだと失礼に当たりますし、また毎年額が上下するのも好ましくないとされています。
また、お中元を送る場合は品物が届く前に『送り状』を送るのがマナーです。メールで済ませても問題ないとされていますが、より丁寧にしたい場合は葉書や手紙で送りましょう。
▋お中元で感謝の気持ちを伝えよう!
お中元とお歳暮はお世話になった方に感謝の気持ちを伝える良い機会です。日頃あまり伝えられない気持ちも、お中元を機に心を込めて伝えられると良いですね!