2024年の2月は「うるう年」

2024年の2月は「うるう年」

2024年2月29日更新

今年2024年の2月はうるう年がある年です。「うるう年(閏年)」とは、2月29日がある年のことです。そうです今日はその「うるう年」です!通常1年は365日ですが、今年は2月29日が追加されるので1年が366日になる年です。そもそも「うるう年」って何でしょう?今回はそんな「うるう年」についてお話したいと思います。


 
 

「うるう年」って何?


 

地球が太陽を365日かけて1周する事を公転周期といいます。ところが実際には太陽の動きと暦には差があるそうです。地球の公転周期は正確には365.2422日と、毎年ずれが生じているんです!このずれが積み重なると、数年後には季節とカレンダーの日付が大きくずれてしまいます。この差を調整するのが「うるう年」なんです。うるう年を設けることでずれを、4年まとめて1日分(=24時間)にして調整しているということなんです。


 
 
 

うるう年の由来

 

ユリウス暦】

1年は365.25日に設定し、4年に1度、366日になるように、うるう年を設けることにしたのか「ユリウス暦」と言います。しかし1000年以上使われたユリウス暦ですが、実は多少の誤差がありました。その誤差も数年ならそれほどは問題がなかったのですが、ユリウス暦では地球の公転周期を単純化しすぎた結果、1500年代終わりごろまでに13日間のズレが蓄積されました。

【グレゴリオ暦】

この蓄積されたズレを修正する為1582年にローマ法王グレゴリオ13世によって誕生したのが、現在、世界各国で用いられている「グレゴリオ暦」です。

太陽暦(グレゴリオ暦)において1年が365.2422日となるため、太陽の動きと歴に毎年ズレができてしまいます。そこで、4年に1度の「うるう日(2月29日)」を設けることで、この差を調整しているということです。


 
 

実は必ずしも4年に1度ではない?

 
 

グレゴリオ暦で現在も定められ使われている、うるう年のルールですが。上記で4年に1度のうるう年が追加されると書きましたが。実はうるう年は「必ず4年に1度」ではないそうです!必ず4年に1度の「うるう年」を設定していたユリウス暦の誤差に着目し、暦を組み立てたのがグレゴリオ暦ですが。 ユリウス暦では400年に100回のうるう年を設定していましたが、グレゴリオ暦ではうるう年が3回少ない、400年間で97回と定めています。つまり、必ずしも4年に1度、うるう年になるわけではないということになります!

 


 

うるう年が誕生日の人はどうなるの?

   

うるう年が誕生日の人は、普通の年と違って、誕生日の日が存在しない年がありますよね!そのため、うるう年が無い年には2月28日や3月1日にお祝いすることが多そうです。今年2024年は「うるう年」です!2月29日の誕生日の方は、なんだか特別な感じですね! 地球の公転周期を追求し暦を組み立てた古代の人々に感心してしまいます。 今回のお話はいかがでしたでしょうか?うるう年がお誕生日の方、おめでとうございます!素敵な4年間(?!)をお過ごしください。