【SDGs】意外と美味しい!深海魚の魅力

【SDGs】意外と美味しい!深海魚の魅力

2023年6月23日更新

太平洋に面している鹿児島、大きな湾を有していますが、その内湾の深さは日本一深いということは意外と知られていません。


鹿児島湾と薩摩半島沖に深海を有する鹿児島では「深海魚」を食べる取り組みに注目が集まっています。


この記事では、知られざる深海魚の魅力について、解説していきます!


深海魚とは?


深海魚は、水深200メートル以上の深さに生息している魚、全般をさす言葉です。太陽の光が届かない深海は、暗くて冷たい過酷な環境です。


アンコウノドグロも深海魚の一種です。食べたことがある方は、そのジューシーな旨みを思い浮かべてもらえれば、深海魚の魅力がわかるでしょう。深海魚はプランクトンや小魚を摂取して育っているため、良質な脂を豊富に含んでいます。脂を蓄えることで厳しい環境下でも生きていくことが出来るのです!


今なぜ深海魚が注目されてるの?


深海魚は外見的に変わった特徴を持っていることが多いため、これまで食卓に並ぶことが少なかったと言われています。巨大な口や鋭い牙、大きな目など、独特な形状がふさわしくないとされてしまったのです。


しかし、SDGsの観点からも、地球に優しい選択肢として深海魚を食用として利用する試みが広まっています。


深海魚を食べることで17のSDGsのうち何の目標に貢献できるのか、解説いたします。


2. 飢餓をゼロに


深海魚を有効活用することで、食糧供給が増えます。現在でも世界では飢餓に苦しむ人がたくさんいるうえ、これからは深刻な食糧難の時代が来ると言われています。深海魚を食べることで、栄養不足を補い飢餓で苦しむ人々に必要な食料を届けることができるでしょう。


12. つくる責任、つかう責任


現在、網にかかった深海魚は捨てられてしまうことも多く、限りある命を無駄にしているといえるでしょう。近年では、深海魚をすり身にしてかまぼこにしたり、欲しいという人に新鮮な状態で届ける取り組みが広まっています。


14. 海の豊かさを守ろう


和食には魚料理が欠かせませんが、年々海の魚の数は減っています。海の生態系のバランスを崩さないためにも、利用されていない「未利用魚」への関心が高まっているのです。


未利用魚の一種である深海魚を食べることで、環境への負荷を軽減し、海洋生態系のバランスを維持することができると考えられます。


地球にやさしく、美味しいお魚を食べよう!


鹿児島の海で獲れる深海魚を利用することで、地球にやさしく美味しい魚料理を楽しむことができます。知らないとチャレンジしにくいかもしれませんが、食べてみればその美味しさにビックリするはずです!


UMACAでも鹿児島の深海魚を使った美味しい魚料理の開発にチャレンジ中です!みなさんも、是非食べてみてください!