普段何気なく食べているお豆腐のお味噌汁やほうれん草の胡麻和え、実は栄養効率抜群の「食べ合わせ」だってご存知でしたか?
今回は栄養効率を高める食品の組み合わせについて説明したいと思います。
▋フードシナジーとは?
フードシナジーとは、栄養効率を高める食品の組み合わせを指す言葉です。
それぞれの食材を組み合わせることでにより栄養分の吸収率がさらに上がるといものです。
この食品の組み合わせを知っておくことで毎日の食卓に取り入れることもできます。
それでは、代表例をいくつか紹介していきます。
・ほうれん草×胡麻
ほうれん草はβカロテンや鉄分の含有量が高く、また貧血予防に効果的な葉酸やマンガンも豊富に含まれている緑黄色野菜です。
そこにミネラル豊富、活性酸素を除去するセサミンを多く含むゴマを合わせると、血液の製造を助け、さらに血液をサラサラにする効果が高まります。
・トマト×アボカド
トマトに含まれるリコピンは強い抗酸化作用を持ち、美肌効果やアンチエイジング効果が期待できる栄養素です。
リコピンは良質な油と共に摂取すると吸収率が高まります。
そんなトマトと相性がいいのは「森のバター」と呼ばれるアボカドです。アボカドに含まれる脂質がリコピンと結びつき、吸収率を高めてくれます。
アボカドにはビタミンEも豊富に含まれているので、アンチエイジングにはぴったりの組み合わせです。
・人参×油揚げ/ごぼう
人参にもβ-カロテンが多く含まれています。
人参に含まれるβ-カロテンは生のまま食べても吸収できませんが、油で炒めることで体内に取り込みやすくなります。
そこで、油揚げと一緒に炒めたり、きんぴらごぼうにしたりする事で、体内のビタミンAを効率的に増やす事ができるのです。
ごぼうには食物繊維が豊富に含まれているので、腸活にもおすすめの食べ合わせですね♪
・小松菜×きのこ類
骨を丈夫にするために必要な栄養素と言えばカルシウムですよね。
カルシウムといえば牛肉やシラスですが、実は小松菜にも多くのカルシウムが含まれています。
そして、カルシウムを骨作りに使うために必要な栄養素がビタミンDです。ビタミンDは椎茸やしめじなど、きのこ類に多く含まれています。
小松菜ときのこの炒め物で、カルシウム不足対策もバッチリです!
▋フードシナジーを意識して効率的に栄養を摂取しよう!
食べ合わせを意識するだけで、日々の栄養バランスが取りやすくなります。
ほうれん草の胡麻和えやきんぴらごぼうなど、フードシナジーを意識した副菜をプラスして、栄養バランスの良い献立に仕上げましょう♪