【黒豚】九州の豚が美味しい理由とは!?黒豚の歴史や特徴を解説!

【黒豚】九州の豚が美味しい理由とは!?黒豚の歴史や特徴を解説!

2022年5月11日更新

全国的に一番人気のブランド豚といえば、かごしま黒豚!揚げて良し、焼いて良しと、
どうやって食べても美味しくて万能な豚肉ですよね。
今回はかごしま黒豚をはじめ、九州の豚肉が何故美味しいのかを、歴史を探りな
がら解説していきたいと思います。

黒豚の歴史と九州豚肉食文化

黒豚の養豚の歴史は今から400年ほど前、初代薩摩藩藩主・島津家久が琉球から黒豚を移入したことが起源と言われています。

 

そこから豚肉を使った郷土料理が広まり、全国的に珍しく江戸時代後期には豚肉を食べる文化が広まっていたと言われています。記録によれば1827年、薩摩藩江戸邸でも黒豚が飼育されていたり、第15代徳川将軍・慶喜は当時の薩摩藩藩主・島津斉彬から送られてくる豚肉を食べるのが楽しみだった…などと残されています。

 

また、薩摩藩の偉人・西郷隆盛も滋養たっぷりの豚肉、特に脂身の部分が大好物だったと伝えられています。

 

九州産黒豚の特徴

 

九州のかごしま黒豚は、繊維が細くて柔らかいのが特徴です。

 

鹿児島県黒豚生産者協議会が定めた基準によると、バークシャーという豚の品種をもとに品種改良された特別な品種のみが黒豚と称する事ができます。黒豚は白豚に比べると発育が遅く産む子供の頭数も少ないので、生産効率が悪いのですが、繊維が細くて柔らかいという特徴を持っています。

 

繊維が細いと歯切れがよく、トンカツや生姜焼きなどはもちろん、硬くなりやすいしゃぶしゃぶでも美味しく食べられます。

 

うま味をたっぷり含んでいるなど、他の品種にない特徴を多く持っています。

 

栄養豊富な九州の黒豚!

豚肉は良質なタンパク質やビタミンBが豊富です。

そのうえ、九州産の黒豚は、中性糖やアミノ酸を豊富に含んでいるので、
うま味を感じやすいのです!

 

また、飼育時に甘しょ(サツマイモ)を含んだ飼料を与えることで、
黒豚の脂肪の質がよくなり、黒豚特有のサッパリした脂身の味に仕上がるのだそうです。

黒豚以外にもたくさん!九州が誇るブランド豚を食卓で♪

かごしま黒豚以外にも、九州では人気のブランド豚が多数育てられています。

 

鹿児島で飼育が盛んな茶味豚(ちゃーみーとん)は、うま味成分イノシン酸やビタミンEを多く含んだ上質な赤身肉が人気の秘訣です。茶味豚はカテキンたっぷりの緑茶を飼料に混ぜることで知られていますが、もう一つのブランド豚、宮崎のきなこ豚はその名の通り『きなこ』を飼料に使うことで柔らかでふわふわした脂身の肉質に仕上げています。

 

黒豚や茶味豚、きなこ豚…どれも違った味わいが楽しめるヘルシーで美味しい豚肉です。料理によって使い分けたり、食べ比べしてみると面白いですよ!

 

九州が誇るブランド豚肉、産直でためしてみませんか?